ヒアルロン酸とボトックスの違いを徹底解説!特徴や持続期間も紹介
ボトックスとヒアルロン酸は、どちらも注射を用いて製剤を注入する治療法です。
しかし、使用する製剤は全く別のものであるため、悩みや目的に応じて正しく使い分ける必要があります。
また、それぞれの違いやどちらのメニューが良いか迷っている方も多いでしょう。
本記事では、ヒアルロン酸注射とボトックス注射の違いを解説します。
あわせて特徴や注意点も紹介するので、注射を用いた治療法で悩みを改善したいと考えている人は、ぜひ参考にしてください。
ヒアルロン酸注射とは
ヒアルロン酸注射とは、もともと人間の体内に存在する物質「ヒアルロン酸」を注入することで、悩みの改善が期待できる治療法です。
保水力が高い特徴を活かして、シワや凹みを改善したり輪郭を整えたりするのに向いています。
またヒト由来成分であるため、アレルギー反応や副作用を引き起こす可能性が低いのも魅力の1つです。
肌にボリュームをもたせる治療
ヒアルロン酸注射は以下のように、ボリュームを持たせることで悩みの改善に導く治療です。
- 涙袋や唇にボリュームを持たせる
- シワやたるみを改善する
- リフトアップ(糸リフトのような効果が期待できる)
- ほうれい線・マリオネット線の改善
- 鼻を高く見せる
- ほうれい線を改善する
- 輪郭を整える
- おでこに丸みをつける
- こめかみの痩せ
- 頬の窪み
- 顎を整えEラインを作る
注射によってヒアルロン酸を注入するため、ピンポイントで悩みを改善できる点が魅力です。
効果は半年から2年ほど持続する
体質や個人差がありますが、ヒアルロン注射の効果は半年から2年ほどです。
時間の経過とともに徐々に効果が薄れ、やがて元の状態に戻ります。
注入後の状態を維持したい方は、定期的な注入が必要です。
また、ヒアルロン酸の効果は半永久的ではないため、一時的に効果を得たいと考えている人にも向いています。
効果がすぐに実感できる
ヒアルロン酸注射は、効果をすぐに実感できる治療法です。
シワや凹みに対してピンポイントで製剤を注入するため、変化を実感しやすいです。
また2週間程度で体に馴染み、注入部位によって異なりますが半年から2年ほど効果が持続します。
挙式やイベントなどの予定を控えている方は、早めに相談することをおすすめします。
稀に血行障害を引き起こす可能性がある
誤って血管にヒアルロン酸を注入してしまうと、血行障害を引き起こす可能性があります。
特に顔は細い血管が集中しているため、治療の際は注意が必要です。
場合によっては壊死や失明などの危険性もあるため、このようなトラブルを未然に防ぐためにも、ヒアルロン酸注射に精通した医師のもとで治療を受けましょう。
ボトックス注射とは
ボトックスとはボツリヌス菌の毒度(ボツリヌストキシン)を含んだ製剤です。
ボトックスには緊張している筋肉の動きを抑える効果があり、シワや多汗症などの悩み改善に活用されています。
ボトックスは注射を用いて注入するため痛みが少なくダウンタイムも短く、幅広い年代の方から注目を集めています。
筋肉の動きによるシワや悩みを改善できる治療
ボトックス注射は、顔の筋肉の動きによってできたシワやエラ張りの改善が期待できる治療です。
顔の悩みだけでなく、多汗症や花粉症などの改善も見込めます。
また既に出来てしまったシワの改善に加えて、これからできるかもしれない将来のシワ予防にも役立ちます。
即効性が期待できる
ボトックス注射もヒアルロン酸注射同様に、即効性が期待できる治療法です。
注入後は数日から効果があらわれ、2週間で効果が固定されます。
効果を発揮させたい時期が決まっている方は、2週間以上前に注入することを推奨しています。
ただし注入部位によって異なるため、まずはクリニックにご相談ください。
最適な治療法と治療時期をご提案いたしますので、可能であれば余裕をもってお越しください。
効果は3ヵ月から半年程度
注入部位や個人差によって異なりますが、ボトックス注射の効果は3ヶ月〜半年程度です。
効果は半永久的ではないため、注入後の状態を維持したい方は定期的な注入が必要です。
ただし、より高い効果を得たいがために、頻繁に注入することは避けてください。
効果を維持したい方は、医師に相談したうえで適切な頻度を守りつつ、継続することが大切です。
治療を受けられない人もいる
以下に該当する方は、ボトックス注射を控える場合があります。
- ボツリヌス製剤にアレルギーがある方
- 妊娠中・授乳中の方
- 妊活中の方
ボトックスは胎児への安全性が確立されていないため、注入後3ヵ月間は男女ともに避妊が必要です。
妊活中の方はパートナーと十分に相談し、優先順位を決めてください。
また、持病がある方や薬を服用中の方も状況によっては治療を控えていただく場合があります。
カウンセリングの際に必ず医師に申告し、判断を仰ぎましょう。
ヒアルロン酸とボトックスは同時に治療できる
仕事や育児などで忙しい方は「できるだけ通院回数を少なくしたい」「同日に2種類の治療をしたい」など、スケジュール調整に悩んでいる人も少なくないでしょう。
ヒアルロン酸とボトックスは、同時に治療できるクリニックもあります。
ただし、各々の期待できる効果が異なるため、患者様の悩みによって別日をご提案する場合もあります。
同時に注入したい理由などがありましたらあわせてお聞かせください。
患者様のスケジュールや仕上がりイメージを考慮したうえで最適な治療計画をご提案しますので、お気軽にご相談ください。
どちらが向いているか迷った際は医師に相談しよう
たとえば、ひとくちにシワの治療といっても向いている治療法は異なります。
肌にボリュームをもたらすヒアルロン酸注射、筋肉の動きを抑制するボトックス注射、どちらもシワの改善が期待できますが、まずはシワの原因を見極める必要があります。
そのため、どちらの治療法が向いているか知りたい方は、医師にご相談ください。
悩みの原因を見極めたうえで、患者様の顔の形状や理想像に合わせて治療計画をご提案します。
ヒアルロン酸やボトックスはKOBE美容皮膚科 西宮院にお任せください
ヒアルロン酸注射・ボトックス注射で悩みを改善したい方は、KOBE美容皮膚科 西宮院がおすすめです。
当クリニックでは、ヒアルロン酸注射やボトックス注射などを含めた美容医療施術の症例数が年間約10,000件以上といった高い実績があります。
「まずは悩みを相談しつつどのような治療法が向いているのか聞きたい」といった、ご相談だけでも構いません。
患者様の悩みに寄り添い、疑問点に答えながら最適な治療をご提案します。
ぜひお気軽にお問合せ下さい。
【まとめ】ヒアルロン酸とボトックスは目的に応じて使い分けよう
ヒアルロン酸とボトックスの共通点は、注射によって製剤を注入する点です。
ただし、製剤の効果や使用目的は異なるため、悩みの原因にあわせて適切な治療法を選択する必要があります。
まずは悩みの原因を正しく診断してもらうことが、悩みを改善する近道です。
ヒアルロン酸やボトックス注射によって悩みを改善したいと考えている方は、医師のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
記事監修医師プロフィール
KOBE美容皮膚科 西宮院
周平先生
国立神戸大学医学部卒業
製鉄記念広畑病院勤務(形成外科・皮膚科・内科)
湘南美容クリニック勤務(美容外科・美容皮膚科)
神戸朝日病院(皮膚科・内科)
複数の美容クリニックにて勤務、院長を歴任(美容外科・美容皮膚科)
2019年8月〜西宮SHUHEI美容クリニック 責任医師
2023年2月〜KOBE美容皮膚科 責任医師