クマ取りって何年持つの?施術の特徴やクマの種類ごとに効果的な方法も紹介
「クマ取りって半永久的に持続する?」
「定期的に施術を受けなければいけないの?」
「長く効果が続く方法が知りたい」
これからクマ取りを受けようと思われている方やすでに受けられた方のなかには、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。
結論をいうと、クマ取りの効果が何年持つかは施術方法によって異なります。
この記事では、クマ取りが何年持つかについて施術方法別に解説しています。
持続期間だけでなく、クマの種類によって施術方法が異なる点についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
クマ取りが何年持つのかは施術によって異なる
クマ取りは施術方法によって効果の持続期間が異なります。
それぞれの持続期間は以下の通りです。
術式 | 持続期間 |
下眼瞼脱脂術 | 半永久的 ※まれに再発することもある |
脂肪注入 | 半永久的 ※定着した脂肪のみ |
ヒアルロン酸注入 | 約半年〜1年 |
サーマクール | 約半年~1年間 |
脂肪溶解注射 | 半永久的 |
それぞれ以下で詳しく解説します。
1.下眼瞼脱脂術の場合
一度、体から取り除いた脂肪は再び増えることはありません。
そのため、下眼瞼脱脂術の場合クマ取りの効果は半永久的に持続します。
ただし、まれに再発することもあります。
2.脂肪注入の場合
脂肪注入によって、定着した脂肪による効果は半永久的に持続するのが特徴です。
ただ、注入したすべての脂肪が定着するとは限りません。
一般的に注入した脂肪の約50%程度しか定着しないと言われています。
残りの脂肪は体内に吸収されてしまいますが、定着した脂肪は体内に吸収されることはありません。
そのため、脂肪注入は半永久的な効果の持続が期待できます。
3.ヒアルロン酸注入の場合
ヒアルロン酸注入の効果の持続期間は約半年〜1年程度です。
下眼瞼脱脂術や脂肪注入と異なり、効果を持続させるためには定期的な施術が必要となります。
4.サーマクールの場合
直接脂肪を取り除ける手術のほうが効果の確実性は高いですが、サーマクールはクマの解消だけではなく、お顔全体的なたるみにも効果が期待できます。
効果は半年~1年間程度続く場合が多いです。
5.脂肪溶解注射の場合
脂肪を溶かすことで目の下のクマ・たるみにアプローチする治療法です。
1度溶かした脂肪細胞は再生しないため、半永久的な効果が見込めます。
それぞれの施術方法の特徴
ここでは、クマ取りのそれぞれの施術の特徴について解説します。
1.下眼瞼脱脂術
下眼瞼脱脂術とは、目の下の膨らみの原因となっている眼窩脂肪を取り除くことで、クマやたるみを改善させる施術方法です。
目の内側の結膜を数センチ切開し、専用の器具を使用して脂肪を除去していきます。
眼窩脂肪が前に突出することが黒クマの主な原因です。
黒クマは、眼窩脂肪が突出してくることで目の下に影ができることで起こります。
眼窩脂肪の突出が大きくなることで、目の下のたるみも目立つようになります。
下眼瞼脱脂術を受けて、この部分を取り除くことでクマを解消させることができるのです。
目の下の脂肪は、1回で効果を実感できるうえに、一度取り除けば再び増えることはほぼないため、効果は半永久的に持続します。
2.脂肪注入
脂肪注入とは、目の下のたるみやクマによって生じている目の下の凹みに脂肪を注入することで目立たなくさせる施術方法です。
下眼瞼脱脂術後に目の下の凹みが目立ったり、除去した部分の下がたるんだりする場合には、脂肪注入を併用しておこなうケースも。
クリニックによっては、同時施術を施術プランとしているところもあります。
ヒアルロン酸注入も目の下の凹みを改善させる方法ですが、脂肪注入のほうが効果の持続期間が長く、注入した部位に定着してくれる、アレルギーのリスクが少ないといったメリットがあります。
脂肪を注入した部分は、施術後すぐにハリ感が出て、効果は半永久的に持続します。
3.ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入とは、目の下のたるみやクマによって発生している目の下の凹みに脂肪を注入することで目立たなくさせる施術方法です。
薬液を注入するだけであるうえに施術費用も安価であるため、下眼瞼脱脂術や脂肪注入と比較して手軽に受けられるのがメリットです。
ただし、効果の持続期間は約半年〜1年と限られているため、定期的な施術が必要となるといったデメリットがあります。
また、目の下の皮膚は他の箇所よりも薄く、ヒアルロン酸注射によって青黒く透けて見えたり、ぽこつきが出やすかったりする恐れがあります。
4.サーマクール
高周波エネルギーを皮膚の内側に届けることで、クマの原因の1つである目の下のたるみを引き締める施術です。
メスを使わずに皮膚のたるみ・脂肪の緩みを改善できるため、手術が難しい方におすすめの治療となります。
5.脂肪溶解注射
脂肪溶解注射は、目の下のクマの原因となっている脂肪に直接、脂肪を溶かす注射を注入することで、脂肪を減らす効果が期待できる治療です。
個人差がありますが、5回の治療で効果を実感できる場合が多いです。
クマの種類によって効果的な施術方法が異なる
クマには、以下の3つの種類があります。
- 黒クマ
- 茶クマ
- 青クマ
それぞれクマの種類によって適した施術方法が異なります。
ここでは、それぞれのクマの種類に適した施術方法について解説します。
黒クマはすべての施術方法が効果的
黒クマには、この記事で紹介した以下のすべての施術が有効です。
- 下眼瞼脱脂術
- 脂肪注入
- ヒアルロン酸注入
- サーマクール
- 脂肪溶解注射
黒クマとは、目の下の膨らみやたるみによる影によって黒く見えるクマのことです。
上を向いたときにクマが薄くなったり、引っ張って消えたりするのが特徴です。
目の下の膨らみの原因となっている脂肪のことを眼窩脂肪(がんかしぼう)と言います。
加齢などが原因で眼球を支える靭帯がたるんでくると、眼球が下がります。
それによって、真下にある眼窩脂肪が前に突き出し、目の下が膨らむのです。
このふくらみがしたまぶたと頬との間に境目を作り、影のように見える黒クマとなります。
また、頬の脂肪減少が黒クマの原因となってしまうことも。
加齢によって頬の脂の肪量が減ることによって、目の下との境目が凹んできます。
その凹みが影となり、黒く見えてしまうのです。
茶クマは色素沈着治療が効果的
茶クマには、レーザー治療、内服治療、ハイドロキノン・トレチノインの塗り薬の治療が有効です。
茶クマとは、摩擦や紫外線などによって皮膚表面に刺激が加わることで色素沈着が起こった状態です。
目の下を下に引っ張った際に色味に変化がない場合には、茶クマの可能性があります。
目の周囲は皮膚が薄く、デリケートな部分です。
紫外線対策をしていなかったり、激しく擦ったりして刺激を与えてしまうと茶クマとして定着してしまう可能性がありますので注意しましょう。
茶クマは、眼窩脂肪が原因ではないため、下眼瞼脱脂術では改善効果が期待できません。
ただ、一方で、茶クマのある方の多くは、黒クマも併発していることも多いので、目の下の脂肪とりも必要な場合もあります。
青クマは脂肪注入が効果的
青クマの治療は難しく、血行の改善が大事です。
医療の力を使うとしたら、血流を良くする高濃度ビタミンC点滴がおすすめです。
青クマとは、目の周囲の血行不良が原因のクマのことを指します。
目の下を下に引っ張ったときに皮膚の色味が薄くなる場合には青クマの可能性があります。
目の周囲の血行が悪くなると、毛細血管内のヘモグロビンが増え、血管が透けて青黒く見えてしまうのです。
青クマも、眼窩脂肪が原因のクマではないため、下眼瞼脱脂術では効果が期待できません。
クマ取りならKOBE美容皮膚科 西宮院にお任せください
KOBE美容皮膚科 西宮院では、下眼瞼脱脂術と脂肪注入の同時施術をおこなっております。
下眼瞼脱脂術によって脂肪を除去した部分は皮膚が余ることで、その部位に小ジワができやすくなってしまいます。
脂肪注入を組み合わせることで、このリスクを最小限に減らすことが可能であるため、当院では同時施術をおこなっております。
たるみの強いクマにお悩みの方に最適な施術方法です。
当院のクマ取りについて知りたいという方は、ご相談だけでも承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
施術ごとの特徴を知り自分に合った方法を選ぼう
この記事では、クマ取りの持続期間について詳しく紹介しました。
クマ取りは、施術方法によって効果が何年持つか異なります。
悩んでいるクマの種類や予算に合わせて、施術方法を選択することがおすすめです。
どの施術方法がよいか分からないといった方は、直接クリニックで相談してみるのもよいでしょう。
ぜひこの記事を参考に施術ごとの持続期間や特徴を理解したうえで、自分に適した施術を選んでみてくださいね。
記事監修医師プロフィール
KOBE美容皮膚科 西宮院
周平先生
国立神戸大学医学部卒業
製鉄記念広畑病院勤務(形成外科・皮膚科・内科)
湘南美容クリニック勤務(美容外科・美容皮膚科)
神戸朝日病院(皮膚科・内科)
複数の美容クリニックにて勤務、院長を歴任(美容外科・美容皮膚科)
2019年8月〜西宮SHUHEI美容クリニック 責任医師
2023年2月〜KOBE美容皮膚科 責任医師