レーザートーニングをやめると元の状態に戻る?成果を出すポイントを解説
レーザートーニングは、肌に与える負担を最小限に抑えながらメラニンの除去を促す治療法です。
安全性が高く、肝斑にも改善が見込めることで近年注目されている施術ですが、十分に効果を発揮するためには継続して治療を受ける必要があります。
継続しての治療が前提になると「途中でやめると状態が戻ってしまうのでは?」と心配される人も多いのではないでしょうか。
もし途中で治療をやめたとしても、すぐ元の状態に戻るわけではありません。
レーザートーニング トーニングの特性について理解を広げ、治療効果を高めましょう。
レーザートーニング治療の仕組み
レーザートーニングは肌に対して単一の波長の光を照射し、肌トラブルを改善する治療法です。
従来のレーザートーニング機器と比べて低出力であることが特徴で、肌への負担を抑えながら治療を行えます。
ダウンタイムが非常に短く、施術後から以前とほとんど変わらない日常生活を送れます。
色素沈着の改善に特化
レーザートーニングの光は、シミの原因であるメラニンにのみ反応することが特徴です。
シミ、くすみ、そばかすなど、メラニンが関与する様々な症状に有効性があります。
また、以前は非常に治療が難しかった肝斑に効果が見込めることも大きな特徴です。
以前のレーザー機器は出力が強く、肝斑に対して刺激を与えることでかえってメラニンを活性化させてしまい、逆効果でした。
レーザートーニングはメラニンを生成させる原因のメラノサイトの働きを沈静化しながら治療を行えるので、肝斑にも効果が見込めます。
効果を実感するための施術回数
効果を実感するためには5回以上継続して施術を受けることが望ましいです。
レーザートーニングの治療はメラニンを刺激しないよう、低出力でエネルギーを照射するためです。
出力を強くすればその分目安となる施術回数も減りますが、メラニンが活性化してしまうおそれがあります。
そのため、1回だけの施術では効果を実感しにくいですが、見えない範囲で肌の状態は改善されています。
持続期間と治療間隔
個人差がありますが、施術を継続している人ほど効果の持続期間が増すことが特徴です。
6ヶ月以上にわたって施術効果を実感できた人もおられます。
治療間隔にも個人差がありますが、2週間に1度のペースで施術を受けることで、高い効果を得られるでしょう。
メンテナンス期に移った時は、1~2ヶ月に一回ペースで通いやすく通っていただくことがベストです。
レーザートーニングをやめると元の状態に戻る?
レーザートーニングの治療をやめてしばらく経っても、完全に元の状態に戻ることはありません。
治療回数が多ければ、それだけ肌の状態が内側から改善されているということなので、元に戻る割合も少ないです。
ただし、たった1度だけの施術で治療をやめてしまったり、肝斑の症状が残っていたりする人の場合は、元に戻ってしまう可能性があります。
治療回数が少ないと改善効果も低いためで、肝斑の場合は特性上、経過とともに症状が悪化する懸念があるためです。
レーザートーニングで成果を出すポイント
レーザートーニングで成果を出すポイントは、治療の方針とその後の対応です。
適切に治療を受け、その後の処置が望ましいものであれば高い効果が見込めます。
保湿する
術後は肌のターンオーバーが促進しており、乾燥しやすい状態になっています。
保湿を徹底し、肌外部からの刺激から守りましょう。
また術後は一時的に紫外線にも弱い状態にもなっているので、日焼けクリームや日傘などを使い対策してください。
適切な出力調整を行う
肝斑治療の場合は、出力調整に注意しながら施術を行う必要があります。
レーザートーニングのレーザーの波長は532nmと1,064nmの2つです。
表皮など肌の浅い層に対しては532nmに設定し、深い層まで届かせる場合は1,064nmに変更します。
レーザートーニングは肝斑に対して効果が高いことは事実ですが、出力の調整を誤ってしまえば余計な刺激を与えてしまいます。
正しく治療を行うためには事前の診断と、施術者の技量、経験が問われるでしょう。
治療を途中でやめない
成果を出すためには、継続して治療に通うことが肝心です。
効果を実感する目安は5回程度ですが、悩みを解消するまでの回数は症状によって異なります。
たとえば薄いシミであれば5〜10回で状態は大きく改善される傾向がありますが、肝斑の場合は20回以上の施術が必要とされるケースも多いです。
回数が多くなるほど費用と時間の捻出が求められますが、レーザートーニングで結果を出すためには途中でやめず、継続して治療を受けることが必要です。
術後の注意事項
ダウンタイムがほとんどないため、術後当日からシャワーが可能になりますが、湯の温度を熱くしすぎないように注意してください。
血行が良くなると、内出血や腫れが出たり、症状が悪化したりするおそれがあります。
そのため激しい運動や飲酒、サウナなども控え、体への負担を抑えて過ごすことが大切です。
またダウンタイムにも個人差があるため、数日間副作用が継続するケースも存在します。
状態が落ち着くまでは安静に過ごし、様子を見てください。
レーザートーニングがおすすめな人
下記のいずれかの項目に当てはまる人は、レーザートーニングがおすすめです。
- 毛穴の開きや黒ずみを改善したい
- 色素沈着やあざを解消したい
- 肌のハリ・つやを手に入れたい
- ダウンタイムが少ない治療を検討したい
- 痛みを極力少なくしたい
- 美白になりたい
以上の項目に当てはまり、継続して治療を受けられる環境が構築できる人であれば、満足のいく結果が訪れる可能性は非常に高くなるでしょう。
KOBE美容皮膚科 西宮院の初診・再診カウンセリングは無料
レーザートーニングで結果を出すためには、症状に適した出力での施術が求められます。
施術時間は約20分と短いことが利点の一つですが、優れた効果を出すためには事前の診断とカウンセリングに十分な時間をかけることが重要です。
たとえ肌トラブルの症状は同じであっても、悩みや希望される未来はお客様一人ひとり異なります。
そのため当院では初診・再診カウンセリングを基本的に無料で行なっています。
また安心して治療に臨んでいただくためには、施術者の技術と経験、そして集中力が必要です。
担当する施術者は、実績が多くレーザートーニングを熟知しているので、安全で成果の高い治療を受けられます。
レーザートーニングはやめるとすぐに戻る施術ではない
レーザートーニングは治療をやめてもすぐに戻るような施術ではありません。
しかし回数が1回のみであったり、肝斑の症状があったりする場合は、経過とともに状態は元に戻ります。
レーザートーニングで成果を出すためには、継続して治療に通える環境を整えましょう。
色素沈着の治療で効果の高い施術として知られていますが、多くの肌トラブルに対して改善効果があります。
記事監修医師プロフィール
KOBE美容皮膚科 西宮院
周平先生
国立神戸大学医学部卒業
製鉄記念広畑病院勤務(形成外科・皮膚科・内科)
湘南美容クリニック勤務(美容外科・美容皮膚科)
神戸朝日病院(皮膚科・内科)
複数の美容クリニックにて勤務、院長を歴任(美容外科・美容皮膚科)
2019年8月〜西宮SHUHEI美容クリニック 責任医師
2023年2月〜KOBE美容皮膚科 責任医師