クマ取り手術はどんなもの?手術が必要になるクマや手術内容を解説
「クマ取りって手術をするんでしょ?」というイメージを抱いている人は多いです。
しかし、実際はクマの解決法として、必ず手術を行うというわけではありません。
本記事では、クマ取り施術の中でも、「手術」と呼ばれるメニューについて解説します。
参考にして、自分の悩むクマに当てはまるかどうか参考にしてください。
クマとは?
そもそもクマとは、目の周りに表れる、肌の色が変色した部分のことです。
目の周りであれば向きは問いませんが、現実としてはほとんどが目の下に表れます。
また、定義上はクマではありませんが、目の下のたるみやシワに対してクマと呼ぶ人も居ます。
クマの種類と特徴について
クマとひとくちに言いますが、実際にはクマにも種類があります。
具体的には、以下の4つです。
- 黒クマ
- 青クマ
- 茶クマ
- 赤クマ
クマを解決するための施術検討は、まずどのクマがトラブルの原因なのかを見きわめる必要があります。
黒クマ
黒クマは以下のような特徴を持つクマです。
【黒クマの特徴】
原因 | ・目の下の脂肪のたるみ ・目の下の伸びた皮膚のたるみ |
色 | ・黒 ・たるみによってできる影の色 ・直接肌の色が変色しているわけではない |
判別方法 | 上を向いたときにクマが薄くなったり、引っ張って消えたら黒クマ |
クマに悩んで美容クリニックに来る人の多くが、黒クマトラブルを抱えています。
セルフケアでは効果を期待しにくいのが特徴です。
青クマ
青クマは以下のような特徴を持つクマです。
【青クマの特徴】
原因 | ・目の下の脂肪層が薄い ・疲労や睡眠不足による血行不良 |
色 | ・青 ・皮膚下の静脈が透けて見えている |
判別方法 | 目の下の皮膚を引っ張っても色が移動しない。 かつ、色が薄くなれば青クマ |
青クマは疲労が原因で表れる人も多いです。
それに伴って、いつの間にか表れて知らぬ間に消えているという人も多く、ずっと青クマに悩まされ続ける人はそれほど多くありません。
セルフケアも比較的効きやすいです。
茶クマ
茶クマは以下のような特徴を持つクマです。
【茶クマの特徴】
原因 | ・目の下に刺激が加え続けられている ・アイメイクがきちんと落とせていない |
色 | ・茶 ・刺激により、皮膚のメラニン色素が反応している ・アイメイクの色がそのまま肌に付着してしまっている |
判別方法 | 目の下の皮膚を引っ張ると、つられて色も移動すれば茶クマ |
茶クマは色素沈着です。
目の下を擦ったり引っ張ったりと、よく刺激するくせのある人がなりがちです。
また、アイメイクを落としきれていない状態が習慣になると、最終的に自力では落とせなくなります。
赤クマ
赤クマは以下のような特徴を持つクマです。
【赤クマの特徴】
原因 | ・眼窩脂肪のゆるみ ・目の下の皮膚が薄い |
色 | ・赤 ・脂肪が前に出ることで、眼輪筋が圧迫され皮膚から透けて見えている ・目の下部分にある毛細血管が拡張されている |
判別方法 | 目の下の皮膚を引っ張ると、赤みが強くなれば赤クマ |
赤クマは、筋肉が皮膚から透けて見えたり、毛細血管が拡張して赤く見えるクマです。
色白の人にやや多くみられる傾向があります。
「手術」を必要とするのは黒クマの場合
「手術」と呼ばれるような外科的な処置が必要になるのは、一般的に黒クマに限定されます。
黒クマの原因は影であり、影は目の下の脂肪、あるいは伸びた皮膚のたるみから生じます。
程度にもよりますが、クマができるようなたるみは、レーザーなどの施術では解決できないことがほとんどです。
結果的に、黒クマ解消には、手術の性質をもつメニューが必要となります。
【参考】青・茶・赤クマに手術はしない
青・茶・赤クマに対しては、基本的に手術と呼ばれるようなことをしません。
レーザー治療を始めとする美容施術メニューはあるものの、いずれも顔に傷ができるようなものではないためです。
青クマ・赤クマに対して脂肪注入する際も、方法としては注射になります。
手術と呼べるようなものではありません。
黒クマ取りに行われる手術
黒クマ取りに行われるのは、主に以下の手術です。
- 脱脂(脂肪除去)
- 脂肪注入
この2つを行うことで、大抵の黒クマは解決します。
上記2つで解決できない程度の強いたるみによるクマに対しては、切開を行う場合があります。
本記事では、切開とヒアルロン酸の施術についても参考として解説します。
脱脂(脂肪除去)
脱脂とは、目の下の脂肪を除去してたるみを失くす施術です。
方法としては、下瞼の裏を1cm程度切開し、そこから脂肪を除去していきます。
表面には傷ができず、切開もわずかであるため、傷の治りが早いです。
切開してたるみを取る施術に対し、切らない黒クマ取り施術と呼ばれています。
また、一度除去した脂肪は二度と元に戻りません。
そのため、施術後は半永久的に効果が持続します。
脂肪注入
脂肪注入は、脱脂の後に行われる施術です。
脂肪を取ったのに入れる、というと違和感を覚えるかもしれませんが、重要な施術です。
脱脂で脂肪を取っただけでは、目の下にたるみがあった跡のような凹みが残ってしまいます。
そこに脂肪注入を行うことで、凹みが消え滑らかできれいな目元になるのです。
【参考】切開とヒアルロン酸について
黒クマ取りの施術として、切開とヒアルロン酸という手段もあります。
切開はたるみが酷い際に採用されることもありますが、身体への負担が大きいです。
当クリニックでは切開を行わず、サーマクールという高周波施術でたるみを引き締める方針を取っています。
また、脂肪の代わりにヒアルロン酸を用いるクリニックもあります。
しかし、肌の色が青黒くなってしまうリスクがあるため、当クリニックではクマ取りにヒアルロン酸を扱いません。
黒クマ取りはKOBE美容皮膚科 西宮院で
黒クマ取りをどこで行うかお悩みの方は、ぜひKOBE美容皮膚科 西宮院をお選びください。
クマ取りが上手くいくかどうかは、クリニック選びがとても重要です。
距離や料金も重要ですが、実績を優先しなければ、思わぬトラブルに見舞われかねません。
当院は確かな技術力でたるみをしっかり取ると共に、自然できれいな目元に仕上げます。
スタッフ一同、ご来院をお待ちしています。
【まとめ】クマ取り手術は黒クマ限定
手術と呼べるようなクマ取り施術は、ほとんどの場合黒クマ取りに限定されているといえます。
そのため、悩みのクマが黒クマでない人は、大がかりな施術を受けることなく解決できることが多いです。
黒クマに悩んでいる人も、大きな傷が何日も残るような施術にはなることは多くありません。
ぜひ一度ご来院いただき、まずはしっかりしたカウンセリングと、黒クマの度合いを診断してもらいましょう。
なお、カウンセリングに来たからといって、必ず施術に進まなければいけないということはありません。
お気軽にお尋ねください。
記事監修医師プロフィール
KOBE美容皮膚科 西宮院
周平先生
国立神戸大学医学部卒業
製鉄記念広畑病院勤務(形成外科・皮膚科・内科)
湘南美容クリニック勤務(美容外科・美容皮膚科)
神戸朝日病院(皮膚科・内科)
複数の美容クリニックにて勤務、院長を歴任(美容外科・美容皮膚科)
2019年8月〜西宮SHUHEI美容クリニック 責任医師
2023年2月〜KOBE美容皮膚科 責任医師