ボトックス治療とはどのような効果を期待できる?副作用やリスクも紹介
手軽に受けられる美容医療のなかでも人気を集めているのが、ボトックス注射です。
細い針で製剤を注入するだけのため、施術時間やダウンタイムが短い傾向があります。
本記事では、ボトックス注射とは一体どのような治療なのかを紹介します。
効果やリスクに加えて、ボトックス治療がおすすめな人の特徴も解説しているので、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
ボトックス治療とは?
ボトックス治療とは、ボツリヌス菌が作り出す「ボツリヌストキシン」と呼ばれる成分を使用した治療のことを指します。
ボツリヌストキシンには、筋肉の動きをゆるめる作用が期待できます。
そのため、筋肉の緊張によって生じるシワや痩身効果などを期待できるのが特徴です。
またボトックス治療は、細い針を用いて体内に注入します。
切開をすることはないため、施術時間は5〜10分程度と短く済みます。
施術当日からメイクや入浴などが可能なため、忙しい方でも受けやすいのも魅力のひとつです。
ボトックス治療に期待できる効果
ボトックス治療は、表情じわや筋肉の痩身などが期待できると紹介しました。
ほかにもボトックス治療には、下記のような効果も期待できます。
- エラ張りの改善
- 表情シワの改善
- 多汗症や脇汗の改善
- ふくらはぎや肩の痩身効果
- ガミースマイルの改善
それぞれの効果について詳しく解説していきます。
エラ張りの改善
人間のエラと呼ばれる部位には、咬筋(こうきん)という筋肉があります。
咬筋は、噛んだり口を開けたりする際に使われる筋肉で、発達している人が多い傾向があります。
この咬筋が発達していると、エラが張ってしまい、顔が大きく見えてしまうのです。
咬筋にボトックスを注入することで、筋肉がやせ細り、ボリュームダウンを期待できます。
さらに咬筋の動きが弱まることで、歯ぎしりや食いしばりの改善も目指せます。
表情シワの改善
ボトックス治療は、表情を動かした際にできるシワ改善にも、効果を期待できます。
表情シワは、筋肉の緊張によって生じるため、ボトックスによって動きを弱めることで改善できる仕組みです。
ただし、ボトックス治療は、表情を動かしていない時に生じるシワには効果を期待できません。
肌のたるみや弾力不足によって生じるシワは、ヒアルロン酸注入がおすすめです。
多汗症や脇汗の改善
ボトックスには、汗を分泌する神経物質を阻害する作用を持っています。
そのため、汗を出すエクリン腺にボトックスを注入することで、汗の分泌量が減少を期待できます。
またエクリン腺からの汗を減少させることで、細菌の繁殖を防ぎ、特有の悪臭やワキガ臭の軽減も期待できるとされています。
ふくらはぎや肩の痩身効果
ボトックス治療は、顔だけでなく、体にも注入できます。
筋肉の発達によって太くなったふくらはぎに製剤を注入することで、痩身効果を期待できます。
スポーツ経験がある方やハイヒールを履く方は、ボトックス治療で脚やせ効果を実感しやすいでしょう。
ガミースマイルの改善
ガミースマイルとは、笑った際に上の歯茎が見えている状態を指します。
ガミースマイルの原因のひとつに上唇をあげる筋肉の発達があげられます。
そのため、ボトックスで上唇の筋肉の働きをゆるめることで、ガミースマイルの改善を期待できます。
ただし、骨格や歯が原因でガミースマイルになっている場合は、ボトックス治療では効果を期待できません。
ボトックス治療による副作用やリスク
ボトックス治療は、細い針で患部に製剤を注入するため、切開を伴う施術に比べると副作用やリスクが少ない傾向があります。
- 注入時の痛み
- 腫れや内出血
- 表情が不自然になる
- アレルギー反応
術後に焦ることがないよう、事前に理解しておきましょう。
注入時の痛み
ボトックス治療は、細い針を用いて体内に注入します。
細い針のため、多少痛みは軽減されていますが、チクッとした痛みが伴います。
耐えられないほどの痛みではないため、過度に心配する必要はありません
痛みが不安な方は、麻酔を利用するのがおすすめです。
クリニックによって扱っている麻酔の種類は異なりますが、笑気麻酔や表面麻酔が一般的です。
腫れや内出血
術後は、腫れや内出血が伴う可能性があります。
腫れといっても、患部がパンパンに腫れ上がることはなく、針穴程度の軽微な症状です。
また内出血が生じても、ファンデーションやコンシーラーで隠せます。
腫れや内出血を軽減したい方は、患部を冷やすのがおすすめです。
ほかにも術後は、血流が促進される行動は控えるよう心がけましょう。
表情が不自然になる
ボトックスを適切な部位に適切な量を注入できないと、表情が不自然になる可能性があります。
主に笑いづらかったり、顔が引きつったりなどがあげられます。
これらの症状は、ボトックスの効果が薄れるのと同時に改善されます。
そのため、不自然な状態が生涯続くことはありません。
しかし、一定の期間は不自然な状態で過ごさなければならないため、失敗を防ぐためにスキルの高い医師のもとで受けましょう。
アレルギー反応
稀にボトックスアレルギーを発症するケースもあります。
アレルギー反応を起こすと、腫れや赤み、かゆみなどの症状が1週間〜1ヶ月程度続きます。
自然と治まることがほとんどですが、改善されない場合は、医療機関を受診しましょう。
ボトックス治療を受けたい方はKOBE美容皮膚科 西宮院へ
ボトックス治療を受けたい方は、KOBE美容皮膚科 西宮院へお越しください。
当クリニックには、豊富なボトックスの症例経験を持った医師が在籍しています。
1人ひとりの悩みや希望をヒアリングし、適切な部位や注入量を選択し、施術を施します。
また当クリニックでは、ゼオミン(ドイツ製)・ヒュートックス(韓国製)の2種類の製剤を扱っています。
リーズナブルな価格帯の製剤も扱っているため、様々な方が受けやすいプランをご用意しています。
当クリニックが気になる方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。
公式サイトや電話より予約を受け付けています。
スタッフ一同お待ちしております。
ボトックス治療は様々な効果を期待できる
ボトックス治療は、エラ張りや表情シワ、多汗症など様々な効果を期待できます。
さらに施術時間やダウンタイムが短く、手軽に悩みを改善できるのも大きな魅力です。
なおボトックス治療を受ける際は、実績や症例が豊富なスキルの高い医師のもとで受けることが大切です。
費用の安さだけで選ぶと、失敗してしまう可能性があるため、注意してください。
信頼できる医師を見つけ、ボトックス治療で悩みを改善しましょう!
![](https://nishinomiya-biyou.com/wp-content/uploads/2023/02/yamamoto-thumbnail.jpg)
記事監修医師プロフィール
KOBE美容皮膚科 西宮院
周平先生
国立神戸大学医学部卒業
製鉄記念広畑病院勤務(形成外科・皮膚科・内科)
湘南美容クリニック勤務(美容外科・美容皮膚科)
神戸朝日病院(皮膚科・内科)
複数の美容クリニックにて勤務、院長を歴任(美容外科・美容皮膚科)
2019年8月〜西宮SHUHEI美容クリニック 責任医師
2023年2月〜KOBE美容皮膚科 責任医師