シミ取りレーザーは失敗することがある?効果を出すポイントも解説
シミ取り目的にレーザーを行いたいと思いつつ、施術失敗が怖くて決断できないという人は少なくないでしょう。
レーザー施術は比較的失敗のリスクが低い施術ですが、失敗事例が0ではないのも事実です。
本記事では、シミ取りにおけるレーザー施術の失敗事例や回避方法について解説します。
参考にして、リスク低減しつつ施術を受けられるようになってください。
シミ取りレーザーとは?
シミ取りレーザーとは、美容医療におけるレーザー治療です。
シミにレーザーを当てると、レーザーがメラニン色素に反応し、色素を破壊します。
破壊された色素が体外に排出されると、シミが消え元の肌色に戻ります。
これがシミ取りレーザーです。
痛みや刺激はごく軽いものであり、麻酔が不要な程度でしかありません。
そのため、痛みに弱いという人でも安心して施術を受けていただけます。
【参考】シミ取り以外のレーザー効果
レーザーはシミ取り以外の効果が無いというわけではなく、以下のような効果も期待できます。
- 肌質改善
- 毛穴の引き締め
- 弾力・ハリ感UP
ただし、肌質改善を一番の目的にしたい場合は、他の施術の方が適していることもあります。
一度クリニックに相談し、診断してもらった上で施術メニューを決定しましょう。
シミ取りレーザーの失敗パターン
シミ取りレーザーにおける失敗のパターンは、以下の2つです。
- シミが濃くなった・新たに発生した
- シミの部分が白く跡になった
もし実際に上記の症状が出てしまったら、再度クリニックに相談しましょう。
シミが濃くなった・新たに発生した
シミ取りレーザーを行って、シミが消えるどころか濃くなったり、新たに発生したりというケースがあります。
これは、レーザーの刺激が強すぎて、肌の中にあるメラノサイトを刺激してしまいかえってメラニン色素が現れてしまうためです。
また、肝斑は通常のシミ取り用レーザーと相性が悪く、当てることでかえって悪化してしまうケースがあります。
そのため、肝斑の解決には、肝斑に対応したレーザーを当てなければなりません。
シミの部分が白く跡になった
シミ取りレーザー後、シミだった部分が白く色抜けして、いつまでも戻らないケースもあります。
白斑化と言われる現象です。
原因はレーザーが強すぎることです。
メラニン色素だけでなく、肌の色素細胞にダメージを与えてしまうことにより、周囲の肌部分と同じ程度の肌色を出すことができなくなってしまうのです。
この場合は、専門の皮膚科に行き診断してもらう必要があります。
シミ取りレーザー後注意して様子を見るべき部分を紹介
シミ取り施術後、失敗とは言えないまでも、注意して様子を見るべきパターンもあります。
具体的には以下のとおりです。
- 赤みや熱感などの症状が出る
- シミに変化が無いように感じる
- かさぶたができない
上記に当てはまった場合でも、失敗したと決まったわけではないため、焦らず様子を見ましょう。
気になるようであれば、クリニックに再度相談するのもひとつの方法です。
赤みや熱感などの症状が出る
シミ取りレーザー後、赤みや熱感などダウンタイムの症状が出ることがあります。
一般的には、2~3日程度で気にならなくなります。
しかし、その間に肌を擦ったり紫外線に当たったりして刺激を加えると、より長引いたり悪化したりします。
もしも症状がまったく良くならなかったり、悪化した場合は再度クリニックに相談しましょう。
シミに変化が無いように感じる
施術を受けていても、シミに改善の変化が無いように感じるということもあります。
しかし、シミ取り施術を始めたばかりのときは、効果をやや実感しにくいものです。
最低5回程度は施術を繰り返す必要があるため、最初の1回で「効果が出ない」「失敗だ」と決めつけるのは早計です。
10回程度繰り返して、まったく変化が無いようであれば、クリニックに相談してみましょう。
かさぶたができない
施術後、かさぶたができず「失敗したのでは?」と考えてしまうというパターンもあります。
しかし、かさぶたができない場合もあり得ます。
まず、かさぶたができていても気づかないパターンです。
レーザーにおけるかさぶたとは、褐色になったり、薄い皮のようなものができたりすることを指します。
一般的に怪我かさぶたとは異なるため、かさぶたがあっても気づかない人は少なくありません。
また、レーザーの性能としてそもそもかさぶたができにくいものがあります。
その場合、かさぶたができなくてもシミは改善していくため、心配は要りません。
シミ取りレーザーで効果を出すポイント
シミ取りレーザーで効果を出すポイントは、以下のとおりです。
- 信頼のおけるクリニックで的確な診断を受ける
- 適切なレーザー施術をしてもらう
- ダウンタイム中肌を刺激しない
- 何度か施術を受ける
上記のポイントに気をつけることで、失敗リスクを低減できます。
信頼のおけるクリニックで的確な診断を受ける
最も重要なポイントですが、まずは信頼のおけるクリニックを選び、的確な診断を受けましょう。
前述しましたが、シミには種類があり、ひとりひとり肌の状態も異なります。
その人にはどういった施術が適切なのか、的確な診断をしてくれるクリニックを選ぶことで、シミの改善がよりスムーズになります。
適切なレーザー施術をしてもらう
シミ取りには、適切なレーザー施術が必要です。
器具の性能だけでなく、シミの種類に適した器具で、適した出力のレーザーを当てることでシミは改善されていきます。
ひいてはクリニックの診断力や技術力が大切になるため、繰り返しになりますがクリニック選びは慎重に行いましょう。
ダウンタイム中肌を刺激しない
ダウンタイム中、肌を刺激しないことも重要です。
レーザー施術の後は、肌が刺激を受けて一時的にダメージを負っています。
その上で刺激与えてしまうと、肌が過剰に傷つき、かえって肌質が悪化してしまいます。
特別なことをする必要はありませんが、優しくケアしましょう。
何度か施術を受ける
シミ取りで重要なポイントは、何度か繰り返して施術を受けることです。
1回でも一定の効果は現れますが、レーザーの効果を最大限実感するには、最低でも5回ほど施術を受ける必要があります。
シミ取りを始める場合は、ある程度の時間がかかることを考慮に入れましょう。
神戸でシミ取りレーザーの結果を出したい人はKOBE美容皮膚科 西宮院へ
神戸でシミ取りレーザーの結果を出したい人は、KOBE美容皮膚科 西宮院へぜひお越しください。
当クリニックのスタッフは高い技術力を持っており、失敗のリスクを最低限に、効果を最大限にする施術が可能です。
【まとめ】施術が適切であればシミ取りレーザーのリスクは低い
レーザー施術の失敗リスクは、適切な施術を行えば大きく低減できます。
ひいては施術を受けるクリニックの技術力が肝心なポイントになるため、信頼のおけるクリニックを慎重に選びましょう。
記事監修医師プロフィール
KOBE美容皮膚科 西宮院
周平先生
国立神戸大学医学部卒業
製鉄記念広畑病院勤務(形成外科・皮膚科・内科)
湘南美容クリニック勤務(美容外科・美容皮膚科)
神戸朝日病院(皮膚科・内科)
複数の美容クリニックにて勤務、院長を歴任(美容外科・美容皮膚科)
2019年8月〜西宮SHUHEI美容クリニック 責任医師
2023年2月〜KOBE美容皮膚科 責任医師